違い

 セッションを成功させることとミッションを成功させることは別だ。
 セッションを成功することをプレイヤーの皆で努力させなければならない、というのは奇麗事だ。
 セッションが成功か失敗かは、その人それぞれによって違う。
 セッションの成功についてぶれを見せつつも共通解を持っている人物でないと、一緒にセッションを楽しむのは難しい。
 もちろん、それぞれのプレイスタイルを内包するだけの多様性がある、とお題目を並び立てるのは簡単だろう。そしてそれは同人レベルでは有効だ。これは15年以上前に通用したスタイルだ。
 作品数と質とカリスマ性で業界を席巻した諸所の人々は、この矛盾をばっさりと切り捨てた。共通解を用意することなど不可能だということを理解して、それを絞りにかかった。これはある意味正解だ。商品展開として、彼らは実に正しいことをした。
 これは誰かが言っているのか。誰か影響力のある人が言っているのだろうか。この辺りは無知にして知らない。
 この業界のデファクトスタンダードを知る手段を自ら放棄しているのだから、このあたりの問題については門外漢でいるしかない。*1

*1:表紙が恥ずかしいから雑誌が買えない。これについても商法としては成功法則の一つであるのだから、別段いいんじゃないかとは思うけれど。つまり、切り捨てられたユーザーということ。